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June 13, 2012

カモの世話になっています

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アイガモは4つの田圃に囲いがしてあり、日替わりで60羽を田圃に放している。1町2反の面積を管理するには少ない羽数だが、回すことでなんとかぎりぎり管理ができる。

その他の田圃も除草剤は使わずに機械か人力で除草する。
カモの仕事が一番見事だ。

100%は望んでないが、ほぼ綺麗になってしまう。ついでに虫も食べるので一石二鳥だ。でもカモの田はヤゴもオタマジャクシもいなくなる

近い所は歩いて送迎。離れた所にある田圃は軽トラで送迎。
朝連れて行って、夕方迎えに行く。

まるで保育園の送迎みたいだ。

田圃に行くのは、出穂するまで。穂に届くまで育ったカモが穂を食べてしまうから

その頃には稲も茂り、田圃の草も綺麗になっている。

役目が終わったカモは小屋で餌を貰って余生を過ごす。

幸いな事にテーマパークに引き取られたり、仲間のカラーのハウスで草取り仕事をするなど、大半が生きて次の場所に引き取られていく

ありがたいことだ。

数羽は食用になる。私達の胃袋に入らないこともあるが、感謝していただく。

さんざん働いて貰って、最後は食べる

複雑な気持ちだったが、カモ鍋は美味い

そんな話をすると

「可哀想」という人もいる

まあ確かに。でも私達は日頃、牛や豚まで食べている

胸がいっぱいになったのは

ススムのカモを屠る姿だ

毎日世話をして、世話になったカモを自分で屠る

随分と上手に肉にできるようになった

でも気持ちが慣れることはないという

初めてカモを屠ったとき

ススムがぽつりと言った言葉は、今でもその後ろ姿とともに心に焼きついている。

「俺、やっと本当の百姓になれた気がする」

思い出すだけで涙が出てくる。

それでも大半が生きて我が家から旅立って行くのはありがたい。行った先でのんびり暮らして貰いたい。

私といえば、一生本物の百姓にはなれそうもない。

そんな訳で、夫を尊敬できるというのは、幸せな事なんだろうな(笑)

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カモを放した田圃の隣で、人が黙々とヒエ退治。
モップの柄でヒエを土の中に押し込んでいく。腰を曲げないので楽です

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田圃の畦に咲くヒルガオの花

byケイコ

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Comments

こちらからは初めてコメントさせていただきます。

カモの話。読んでいてつつ~~~っと涙がこぼれました。素直な文章に引き込まれ情景が浮かびました。

素敵なブログをありがとうございますo(*^▽^*)o

Posted by: acton1127(マメ) | June 13, 2012 at 02:22 PM

>acton1127(マメ)さん

ありがとうございます。

ひとりで生きていないってことですよねえ。
人同士だけじゃなくて、ありとあらゆるものが繋がって生かされているんですね

Posted by: ケイコ | June 13, 2012 at 03:19 PM

ケイコさん、こんばんは!
生きている事は、たくさんの命を貰っている事なんですね。
最近、スーパーの肉売り場に行くとそう思います。(それでも食べてる・・・)
自分の手でススムさんがというところで、グッときました。
私にできるだろうか・・・
野菜を自分で作るようになってから、無駄にできなくなりましたよ。

Posted by: MONA | June 16, 2012 at 12:25 AM

>MONAさん

農業って現場にいるってことなのかなあ

命のやり取りがダイレクトな感じです
しんどい時も多いけれど
考えさせてもらって、感じさせてもらって
謙虚に生きないとなあと思わせていただいてます。

生かされてるんですよね。生かし合っているというのかなあ

いつもありがとうございます

Posted by: ケイコ | June 16, 2012 at 08:50 PM

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