さまざまな情報が錯綜する中
ただただ疲労感が増して行く
被災した現地の方々の事を想うと、自分が疲労して行くわけにはいかないのだが。
あまりにも凄い事態に本当に言葉がない
現地では被災された方達のために、黙々と働いている方達がいる。
その反面とんでもない事を流す人もいる。
いかに冷静に事態を受け止め、どう行動するかが問われているのだろう
今回、我が家には何の被害もなかった。
今日も、カラーの花を採って来て、出荷の準備をした。
毎日の営みが淡々と行われていく。
ただ今日の出荷は輸送の関係で見送られた。
カラーの注文があった人からキャンセルの電話が入った
贈り先が宮城県だったのだ
電話の向こうで、「ながされちゃったとおもうから」と
思わず「えっ?…」「れんらくがとれないんですか?」
「そうなんです」と…
言葉を失ってしまった。
ようやく「ご無事をお祈りしています」と言って電話を切った。
市原のコスモ石油の爆発は、我が家のカラーのハウスからもその炎と煙が見えたそうだ。採花中のススムが言っていた。
炎が上がった後、爆音が聞こえたそうだ。その音は作業場に居た私も聞いた。何の音だろうと思っていたのだ。かなり離れているから、爆発の凄さが想像される。その後も黒煙がもうもうと上がるのが見えていた。
こんな大きな揺れも、初めての経験だった。
被害が広範囲に及び、多くの人がその恐ろしさを共有してしまった。
悲惨な映像が次々と映し出される
その向こうに被災した方達の毎日が隠されている
静かな夕暮れ、ラニを散歩に連れ出しながら、毎日見慣れた景色を観ていたら、涙が溢れて来てしまった。
この静かな日常と、穏やかな風景が一瞬にして失われてしまうのだ。
さっきまで笑いながら無駄話なんかしていたのに
数分後に何もかもなくなってしまうのだ
想像できない不安と悲しみと疲労が被災者の方たちを苦しめている
今この時間に
今はただ祈るしかない
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