ただ光を追う。そして「Doubt」
今朝6時頃、外はまだ暗く、部屋に月の光が射しこんでいた。
六時半頃になるとようやく、世界に色が戻って来たが、月はまだ西の空で白く光っていた。空の色はうす紫で、裸の欅の梢がオレンジ色に染まり、美しかった。
東向きの台所には、朝の光がまっすぐにやって来て、太陽と月を交互に追いかけながら、今日という一日が始まった
部屋の中はストーブとラニで暖かい。
「ラニおはよう」
光を追うのは楽しい。朝陽が木立を抜けてやって来て、草の上に影を作り、濡れた草がきらきら光っている。
なんて幸せな朝なんだろう。
そしてこれは都会の光。東京八重洲のイルミネーション
昨夜は大学の友人が北海道から上京したので、仲間が数人東京に集合、話に花が咲きました。秋に亡くなった友人が、みんなを会わせてくれている気がしてなりません。
友人によりますと、私の記憶はみんな食べ物がらみらしい。思い出も食べ物と一緒。あー色気のない事、昔から変わらず。
昨日は盛り沢山の一日で、ラニの友人が所属する劇団のお芝居を観てきた。
渋滞にもかかわらず、高速バスで早めに新宿についていたのに、小田急線でへまをやり、あれ?こんなところまで乗り過ごしてしまった私達!!
急いで引き返したのに、今度は道に迷って、走りに走った。
で、開演に間に合わなかった。ヒエー!!
響人[Doubt<ダウト>」
小さな空間で繰り広げられる話は、私に何かを放ってよこした感じがした。
何かわかったような気がしたのは、一瞬の思い違いで、何か大きな宿題を背負って帰ってきた感じがする。
疑い。
突きつけられたものはとてつもなく重く大きい。
考えなさい、あなた。
汗をかいて、息を切らして、走った先にあったものが
疑い
そして、ただ光を追った幸せな朝
byケイコ
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