母のトマト

我が家の花壇で燃えています。モナルダの花。別名タイマツバナ。ハーブのくくりではベルガモット。

今日も暑いです。暑さと湿気にもめげず、草達の勢いったら！！！汗だくになって花壇を這いずり回った午前中。

ラニも軽トラから丸太小屋に避難中。

実家の母は猫の額よりもせまいところで、トマトやナスを育てています。先日訪れた時も、露地で元気に育っていました。トマトは毎年同じところに植えるのに、病気にもならずすくすく育って実を付けていました。夏野菜の収穫も母の楽しみの一つです。

そのそばに植えてあるカラーを見て行けと母が言います。

何年もずーっと咲かないカラーに
「お前もうずいぶん長いこと咲かないね」
と声をかけたそうです。

声をかけた時にはもう蕾があったのでしょうが、それから数日後花が咲いたので、びっくりしたそうです。

母のカラーです。

母のトマトが元気なわけが何となくわかるような気がします。トマトはカラーのように母の優しい声を聞き、母の期待を受けてがんばっているのです、きっと。

私は子供の頃は、よく母に怒られていましたけれどね（笑）

トマトは亡き父の思い出でもあります。父が亡くなった朝のお話。

すぐご近所の人が朝方、父がトマトがなったので持ってきましたという夢をみました。その夢があまりリアルだったので、勝手口に見に行ったそうです。そのころ父は病院で息を引き取りました。

後に残される母をよろしくという挨拶だったのでしょう。その年一番に色づいたトマトを、母はその人に食べていただきました。今でもトマトがなると父の写真の前にトマトが置かれます。

我が家のアガパンサス咲きました

散歩の途中で見つけたヒマワリの花。夏ですね

byケイコ