午後の陽射し
丸太小屋のロフトのベランダから見た風景
洗濯物を取り込みながら、文庫本を持って階段を上る。
ベランダの小さな椅子に座って、午後の陽射しを楽しんだ。
日に向かって瞼を閉じると、赤い暖かい世界が広がった。
冬の終わりの陽射しには予感めいたぬくもりがある。
いい日だ。
県道から、自動車の往来の音が聞こえてくる。結構車が通るんだな。
ヒヨドリが高い声で鳴いた。
裸の木々が春の準備を始めている。
思えばこうしてのんびりと日に当たり、風を感じて、この季節の午後を楽しんだことはなかった。
骨折と、ススムの理解なくしては得られない夢のような時間をいただいた。
ただゆっくりと風を感じ、陽に当たる。
季節の匂いを感じ、音を聞く。
これこそが贅沢だ。
感謝
byケイコ
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