父とスイトピー
今日も暖かくなりました。夕方にはまたカラーの採花をしなければなりません。
先週土曜日に、小学校のミニクラス会があり横浜に行きました。卒業して40年が過ぎ、みんな同じに歳をとったわけですが、その年月の内容はそれぞれで、いろいろなことがあったことだと思います。
それでもこうして久しぶりに会ったときに、みんな笑顔で食事が出来たことはなんて幸せなことでしょう。
コレステロールが高くて薬を飲んでいるだとか、この年齢にはお決まりの、「そろそろいろいろ故障が出てますねえ」の話題もでたリはしますが、みんな元気で良かったなあ。
夜、実家に泊めて貰いました。年老いた母が私のために布団を干しておいてくれました。
「腰が痛いと言っていたなあ。」
暖かい布団にもぐりこみながら思いました。よっこらしょって言いながら布団を運んでくれたのだろうなあ。
その夜私は、おかあさんの暖かさにくるまって眠りにつきました。
実家の父の遺影の前には今年もスイトピーが飾ってあります。
父が亡くなる前、お見舞いにスイトピーの花を持って行きました。父はスイトピーの優しい色と姿をすっかり気に入って、その後母に何度もいろいろな色のスイトピーを買って来るように言ったそうです。
父の最後の病室には、スイトピーが寄り添うように飾ってあったことでしょう。どんなにか、その可憐な花が、父と母を慰めたことでしょう。
父が亡くなって16年も経ちました。今でも店頭にスイトピーが並ぶと母は早速買ってきて、飾ります。
スイトピーを見ると父の事が思い出されます。父は八重桜の咲く頃に旅立って行きました。
そうやって花は思い出に寄り添って、優しく揺れているのです。
ありがとう
実家の周りにはもう梅が咲いていました。
我が家の梅はまだ固い蕾です
byケイコ
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Comments
スイトピーとお父さまの想い出、心に沁みます。
花が大好きなケイコさんだから、想い出もいつも花と一緒なのね。
いいな~(゚ー゚)
私のブログのお気に入りに登録させていただきました。
宜しいでしょうか?
Posted by: MONA | January 25, 2010 11:06 PM
>MONAさん
光栄です。ありがとうございます。
私の最初の花のお笑い記憶は、花泥棒です。幼稚園に入る前、近所のおばあさんの庭から、綺麗な花を抜いてきて、自分の家の前に植えているところを、現行犯逮捕??されました。いくつになっても忘れられない思い出です。
Posted by: ケイコ | January 25, 2010 11:32 PM