阿佐ヶ谷にあるラピュタという、なんとも魅力的な響の建物の地下1階の劇場ザムザにて上演中のお芝居
「お月さまのジャン」(Airtist Company響人)
『軽妙な展開の中で、愛情という見えない物を信じ、貫こうとする男と、愛を求めさまよう姉弟が織り成すハートフルストーリー。』(響人HPより)
ということで、観てまいりました。
地下の劇場は人の熱気でむんむん暑いのです。演じる役者は熱いのです。
靴を脱いで木の階段状の客席に座ります。なかなか素敵な空間で、ちょっと昔のフランスのお芝居
劇場に足を運ぶのは特別なこと。お客は期待感を持って、劇場のドアをくぐります。
どんな世界を見せてくれるのだろう。どこへ連れて行ってくれるのだろう。
そこには、どんなに恋人を変えても満たされない女、朴訥ではあるが、一つの愛を貫くお人好しと思われる男がいました。
青い月の光の中、眠っている愛する人に向かって男は語りかけます。
うーんそうか、こいつはただのお人好しなんかじゃないなあ、なんて期待感が高まりますよー!
2幕からは,ジャンはどうするんだろうってお話の世界に引き込まれて行きました。
さてさて、エンディング。ちょっとゾクっとしましたね
ふむ、女も怖いが、結構男の一途な気持ちも怖いなあなんてとんでもない思いが頭をよぎったりして。
静かで穏やかな、しかし熱い思いは相手を包み込むようにじわじわと変えていくんですねえ。
どんなことになっても自分の思いが揺らがないっていうのが凄いなあ
というのが私の感想。
お芝居を見させていただいたなあ。面白いなあ。観客の受け取り方でいろんな感想が出てくると思います。もう一回見るとまた違ったところが浮き上がって来るかもしれないし。
リアルでナチュラルじゃなくていいのかもしれないなあ。それがお芝居の面白さかもしれない。切り取って見せてくれる面白さ。
なんかうまく言えないけれど、ちゃんとした観劇報告にならないけれど、どうもお疲れ様でした。
楽しかったよ
byケイコ
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