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April 06, 2008

くろ塗り

田んぼの畔塗りが始まりました

トラクターの後ろにクロヌリ機なるものをくっつけて仕事します。機械で畔塗りをするようになってからは本当に田んぼの仕事も楽になりました

畔塗りは左官屋さんのような仕事です。まず鍬やスコップで畔切りをします。直角に切っていきます。そのうえに田んぼのどろどろの土をつけ、鍬でスーッときれいに伸ばしていくのです。上手な人が塗った後はほんとにみごとな仕上がりになります。

田んぼの水が漏れないようにするのが目的です。毎年この仕事は結構な重労働でカラーの仕事と重なり、大変でしたが、(少々根をあげていました)機械になってからはこの重労働から解放されました。

機械の音のない静かな田んぼで黙々と畔を塗るというのも全く嫌いだったわけではありません。

雨の中、合羽を着て田んぼに入る。よく晴れた日、雲雀の声を聞きながら仕事をする。見えないものが見えてくる。

辛い仕事だけれど、だからこそ稲が実り米がとれることに感謝の気持ちが生まれる。

草取りもそうです。自分が田んぼの中を歩いていると、とってもちっぽけな存在に気付きます。稲を育ててくれるのは、太陽、土、水、稲の持っている生きようとする力。人はそれがよりよく育つために力を貸す。

昔の人に稲作りは本当に大変だったのだなあとも。

今は薬や機械が発達して、ほとんど田の中を歩くことがなくなったので、人はそういうところから随分と遠いところに来てしまっているのだなと思います。あたかもすべてを自分がコントロールしているような錯覚。

感謝の気持ち、畏怖の念はどこか遠くに。

だから何でもありの時代になってしまったのかも

アーだからと言って、すべてを自分がやることはもうできないなあ。アイガモと機械に除草は任せて、楽を覚えてしまったから。

せめて感謝だけは忘れないようにしよう、そして美味しいお米がとれるように頑張ろう

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