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October 16, 2007

再び秋旅 甲斐路

山梨と安曇野に行ってきました。

今回の旅は「禊」?!!

20代後半のとってもチャーミングな女の子ふたりと私。

山の神様がとっても素敵な旅をプレゼントしてくれました。

Photo まず山梨について「テラス」というカフェでとっても美味しいコーヒーを飲みました。3人で一つしか注文しなかった抹茶のシフォンケーキ。とっても大きく切って出してくださいました。心遣いに感激!

目の前には収穫の終わった田んぼが広がり、後ろには雲に煙った山々。

カフェのご主人が外に出て見送ってくださいました。

それから尾白渓谷へ。甲斐駒神社にお参りしてから吊り橋をゆらゆら渡って川へ降りて行きました。川床まで見えるくらい澄んだ冷たい水には魚も住んでいないみたいでした。神社も山の中にひっそりと有り、とても気持ちのいいところでした。竜神様を祭った湧水もどこか荘厳な雰囲気。山の空気はいつでも私に元気をくれます。Photo_2 2

               

それから一升瓶のワインを買ってみたり、旧甲州街道沿いの古ーい造り酒屋さんをのぞいたりぶらぶらした後は是非行ってみたかった「身會岐神社」へ

大きな神社だと思うのですが、ごたごたしていなくて、すっきりしている。とてもきれいなところで、清々しているのです。日曜だというのに、運のいいことに白い砂利が敷き詰められた広い拝殿場所には私たち3人だけ。

「ここはすごい。ここはすごい」と連発。何がすごいのかうまく説明できませんが、気持ちのいい場所で美しかった。

駐車場のそばの休憩所に寄ったのですが、そこのオジサンがお茶を入れてくれて、何故か私たちに熱く語ったお話が印象的でした。

「介護保険。いつから私たち日本人はこんなことになってしまったのか、地域で、近所で、ちょっとした助け合いがあればこんな制度なんていらないのに、」

神社で聞いたその話はなぜか今も心に残っています。田舎でも人と人の結びつきや助け合いの心はとても希薄になっているから。私もこちらに来たての頃は、そんないろいろな付き合い方が煩わしいと思っていた時もありましたから。私も含めて淋しい日本人になってしまったのかしら。おじさんを通して神様がメッセージを下さったのかなあ。地域のこと、もっと身近でしなければならないことがきっとたくさんあるはず。

宿泊は「木の実の家」。山小屋みたいな感じの手作りのお家。今回の旅に誘ってくれた女性の仲間たちが集うお家です。皆さん福祉関係のお仕事をしている方たちで、障害を持った方たちと過ごすイベントなどのキーステーションにもなっているようです。

ドングリの木の林の中に建っていて、とても静か。キノコと野菜のスープ、みず菜のサラダを作り、おいしいパンとビールで夕食。薪ストーブの火がユラユラパチパチと時間がゆっくり過ぎて行きました。ギターの音色、師匠のフラ。なんともぜいたくな時間。ロフトで毛布にくるまり早めにおやすみなさい。Photo_3 2_2 Photo_4

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